
「お金を増やしたいなぁ」と思っている人は、キャッシュレス派になることをおすすめします。キャッシュレス派とは、クレジットカード・デビットカード・交通系や流通系の電子マネー、バーコードやQRコードを介したコード決済、そして銀行振込や口座引落など、現金以外で支払う決済手段全般のことで、キャッシュレス決済とも言われます。
■ 電子マネーとは
「電子マネー」とは一般的に、「現金をデータ化して、決済をすること」を指します。電子的なデータのやり取りで、現金と同じように、モノを買ったりサービスを受けたりすることができます。
交通系電子マネーは電車やバスなど、交通機関の乗車券機能がある電子マネーのことで、
流通系電子マネーはコンビニ・スーパーや通信販売などでのお買物時に使える電子マネーを指します。
クレジットカードで代金を支払う、交通系電子マネーで電車に乗る、光熱費や税金、保険代などを銀行口座から引き落とすなどがキャッシュレス決済の代表的な例です。
■ 電子マネーとクレジットカードの違い
クレジットカードは基本的に、今日買い物した代金が、翌月○日に口座から引落とされる「後払い型」です。一方、電子マネーは「先払い型(プリペイド式)」「即時払い型(デビット型)」「後払い型(ポストペイ型)」の3つの支払い方法に分けられます。
また、クレジットカードは決済時に暗証番号の入力やサインが求められるケースがありますが、電子マネーはカードを専用端末にかざすだけ。暗証番号やサインは必要ありません。
■ 電子マネーの支払い方法は、以下の3種類に分けられます。
先払い(プリペイド式)
あらかじめ現金をチャージしておくことで使用できる電子マネーです。チャージ可能な最高金額は、2万~5万円と電子マネーの種類によって幅があります。手軽にチャージできるよう「クレジットカードからのオートチャージ」を設定できるものもあります。
後払い(ポストペイ型)
電子マネーとクレジットカードを紐付けることで使用できる電子マネーです。電子マネーで支払いをした代金が、クレジットカードの支払い日に口座から引落とされる仕組みになっています(クレジットカードのポイントも付与されます)。ちなみに、一部のデビットカードでもポストペイ式の電子マネーと紐付けることができます。ポストペイ式の電子マネーで代表的なものは、iDやQUICPayです。
即時払い(デビット)型
電子マネーとデビットカードを紐付けることで使用できる電子マネーです。デビットカードは、レジで支払い時に銀行口座から引落とされる仕組みです。ちなみに、ポストペイ型で紹介したiDは即時払い型を選ぶこともできます。
■ 電子マネーのメリットとは
支払いの手軽さ(タイムレス)
現金を持ち歩く必要がなくなるのが、大きなメリット。財布の中身を気にすることなく、気軽に買い物ができます。支払いはカードや端末をかざすだけ。お釣りも出ないため、レジの会計時間が短くなります。
ポイント還元
電子マネーを利用すると、利用金額に応じてポイント還元やキャッシュバックを得ることができます。節約になってお得。
中でも流通系電子マネーの場合、ポイントが通常の数倍付与されるサービスを行っているケースもあり、「ポイント重視」という観点で電子マネーを利用したい方は、ご自身がよく利用しているスーパーやコンビニでポイントのサービスが活用できるか確認してみるとよいでしょう。
支払い管理のしやすさ
電子マネーの支払い情報はすべてデータ化されているため、履歴がすべて残っています。電子マネーは、現金の動きが見えない分、「支払いの管理が難しい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、その点は心配ありません。電子マネーの専用サイトからマイページにログインすることで、支払い履歴はもちろん、チャージ残高も確認することできます(※専用サイトの仕様に準ずるスマートフォンのアプリで確認できるものもあります)。
■ 電子マネーのデメリットとは
メリットの多い電子マネーですが、デメリットもあります。
事前にチャージが必要になる
プリペイド型では事前に必要な金額をチャージする必要があります。クレジットカードと連携した「オートチャージ」設定など、特定の金額以下になった場合に自動で追加チャージを行うサービスもあります。自分自身でチャージする場合と比べて、お金を使った感覚が少なくなるかもしれません。
チャージした金額は、現金には戻せない(※例外あり)
「一度電子マネーにした分(チャージした分)は基本的には現金に戻すこと」はできません。
使える店舗に制限がある
経済産業省が推進している「キャッシュレス・ポイント還元事業」の影響で、電子マネーを利用できる場所が増えてきましたが、お店によっては現金のみの取り扱いとなっているところもあります。
災害に弱い
電子マネーは「電気とインターネット回線」がないと利用できません。自然災害などでネットワーク障害や、停電が起きてしまうと利用ができなくなります。
電子マネーポイント還元について
電子マネーのメリットの一つに、「ポイント還元」があります。しかしながら、ポイント還元に関してはそれぞれの企業が独自のルールを定めています。そのため、電子マネーを利用する際には、ポイントのためやすさや使いやすさなど、各企業が設定しているルールをきちんと確認することが大切です。
電子マネーについて今後はどうなるでしょうか
◇ 政府がキャッシュレスを推し進めている
日本政府は、現金の割合を低くしてお金を流通させようとしているんだけど、そのためにキャッシュレス化を推進しているよね。
現金が使う割合を低くして電子化するっていうことなんだけど、令和になって、キャッシュレス元年として始まったようだ。
なので、○○Pay、◎◎Pay、△△Payが続々と出てきているしね。
紙幣と硬貨は約100兆円も発行されているんだけど、現金を家に持っているタンス預金はなんと約40兆円もあるらしいよ。
すごい額だね。
そもそも一円玉を造るのに三円かかるって言うし、紙幣や硬貨を造る莫大な費用も電子決済が進めば国家としても、かなりの節約になるので、チカラを入れるはずだよな。
◇現金を使うのが好きな人が多い日本人
貯金を増やすにはキャッシュレスにするほうがいいのだけど、キャッシュレスにするのに抵抗がある人も少なくないよね。
実際に日本人は、現金を使うことを好む人が多いらしいよ。
現ナマを財布にパンパンに入れて、見せびらかすのが好きな人もいるし。
それが、キャッシュレスになると個人情報を与えないといけないとか、カードの管理が面倒だとか、現金なら落としてもそれだけで済むけど、カードは被害額が見えない。なんだかんだと、とにかくクレジットカードが海外のように浸透していないのが抵抗になってる日本人が多いのでは。。
先進諸国はキャッシュレスにかなり前向きなのにね。
日本人はクレジットカードのセキュリティについても不安があるらしい。
でも、キャッシュレスにすると、現金と比べてなんと2.4倍もお金が貯まるっていう調査結果もあるくらいだから、お金を貯めたいのならキャッシュレスにしたほうがいいのでは?
また、2018年には現金派が貯めたお金は34.2万円でキャッシュレス派が貯めたお金は83.2万円という結果も出ている。
◇ 小さいお財布を使うほうがお金が溜まりやすい
お金を貯めようとしているなら、絶対に財布は小さいものがオススメ。
お財布が小さいと、キャッシュレスになるからね。
そしてキャッシュレスのほうが、現金派よりもお金が溜まりやすい。
キャッシュレスなら明細のチェックも簡単だし。
支出がわかりやすいからお金の管理がきちんとできる。
なーなーになることがないよね。
ネットで使用履歴がわかるというのも便利。
つまり、キャッシュレスのほうがお金の管理が簡単だからお金が貯まりやすいってことね。
ちなみに、お財布がレシートやポイントカードなどでブタ財布になると、せっかく可愛い財布でも見た目が悪い。
◇ キャッシュレスにするとお金に対する意識がアップする
キャッシュレスにすると、新しい物やいろいろなお得な情報に敏感になります。
だから、お金に対する意識もアップしてくるので、お金をムダに使うことが減ってくる。
お得な情報は好きな人が多いけど、それをまめにチェックするのは面倒に感じる人が多い。
でも、キャッシュレスの人はまめに情報をチェックしてお金の管理ができるようになるみたい。
貯金が増えるキャッシュレスの活用法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本人はキャッシュレスに抵抗がある人がけっこう多いようですが、先進諸国ではキャッシュレスが盛んとなっているようだし政府もキャッシュレスを推進しているので、キャッシュレス派になってお金を貯めてみるのも良いと思います。
ただ、いくらキャッシュレスにしてもお金に関する習慣や考え方が改善されなければお金が増えることはありません。
なので、お金に対する意識が上がるようにしていくことも大切ですね。