育児ノイローゼ
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子どもが生まれる前には、育児をとても楽しみにしていたのに、いざ生まれてみると心配や苦労の連続……。

育児ノイローゼ

現実には育児は楽しいことばかりでなく、休む間もない日々が続く中で、苦労や心配、イライラの連続、期待していた筈なのに、育児をつらいものにしか感じられず、「なんでこうなってしまったんだろう」とつぶやく方は少なくありません。

一日中子供の世話に追われ、ゆとりのない不自由さ。

夜泣きや寝ぐずり、かんしゃくに対応し続ける日常、密室の中の育児で社会から取り残される不安、ママ友との付き合いへの気苦労、「この育て方で間違っていないだろうか」という心配……。

こうした育児ストレスは、母親なら一度は感じたことがあると思います。

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しかし、そのストレスが解消されずに続いていくと強い憂うつや不安感に追い込まれ、ついにはいわゆる育児ノイローゼになってしまうことがあります。

心が育児ノイローゼに向かっていくと、気持ちに余裕が持てなくなり、苛立ちや不安が募ったり、あせりが強くなってしまいます。

そのため、子どもが粗相をしたときに「なんでこんなことするの!」と激しい口調で怒ったり、その時の苛立ちから、手が出そうになってしまうこともあるかもしれません。

後から、「私は母親失格なのかもしれない」と落ち込み、自信が持てなくなることもあるかもしれません。

自分の心に余裕があれば、子どものいたずらや、わがままを受け止め、受け流すことができるものです。

ストレスをためない考え方、生活の仕方を取り入れ、自分を追い込まないようにすることが大切なのです。

育児
では、育児ノイローゼの予防に役立つポイントを紹介したいと思います。

〇子どもの「目の前の行動」に振り回されない

一つの物に執着している、同じ行動をずっと繰り返している、イヤイヤを言い続ける、他人の顔を叩いたり髪の毛を引っ張ったりする…。

こういう場合、その年齢ならではの発達特徴であることが多いものです。
その発達段階を経過すれば、こうした行動の多くは治まっていくでしょう。
何年も続く場合、発達の遅れや甘えたい気持ちの強さなどの別の要因が、考えられるのかもしれません。


〇他人と自分の状況を比べない


「隣の子はちゃんとできるのに、うちの子は……」
「隣の夫は協力的なのに、うちの夫は……」というように他人と自分の状況を比べてしまうことで、育児をつらく感じてしまうことがあります。
しかし、他人の芝が青く見えても、その人にも周りには見えない別の苦労があるかもしれません。

育児環境や子どもの成長スピード、個性は一人ひとり違います。
参考にすることはできても、比べて落ち込んだり、焦ったりする必要はありません。

他人と比べて「自分(わが家、自分の子)が持っていないもの、できていないこと」ではなく、「自分(わが家、自分の子)が持っているもの、できていること」に注目してみましょう。


〇理想的な「完ぺきな育児」にこだわらない


物事は「完璧」にやろうと思うほど、完璧にできていないことが目についてしまうものです。

自分が満点と考える育児の6割くらいができていれば「合格」、と捉えてみてはいかがでしょう。
「満点」にこだわって頑張りすぎるより、まずは「合格点」でよしとする方が、肩の力を抜いた育児ができるのではないかと思います。

〇母親自身のイライラしやすい「時期」を把握しておく。


母親自身の体調が、育児への感情に影響することがあります。
特に、出産直後にはホルモンが大きく変動するため、訳もなく悲しくなったり、不安になったり、イライラしてしまうことがあります。
これは「マタニティ・ブルー」と呼ばれる一過性の症状です。

その後数カ月単位で続く「産後うつ」と呼ばれる症状も、ホルモンの変動と大きく関係しています。

また、排卵から月経前までは黄体ホルモンの影響によって精神的に不安定になりやすくなりますし、月経中には貧血になりやすく、倦怠感や疲労感が訪れやすくなります。

こうした体調の変化が起こる時期には、気持ちにも余裕を持ちにくくなるため、子どもの些細な行動に過剰に苛立ちを感じてしまうことがあるのです。

自分自身の体調の変化が起こりやすい時期を把握して、その時期には特に無理をしないこと、なるべく体を休ませることを心がけていきましょう。

おしゃべり、相談ができる環境を整える
心配や不安、あせりなどの感情は、その思いを誰かに話すことで解消することができます。
また、自分が抱えているストレスを客観的な視点から捉えるためにも、おしゃべりのできる場を持つといいでしょう。

身近にいる友人や家族は、最も話しやすい相手でしょうし、地域の子育て支援センターの子育てサロンなどの場を利用してもいいでしょう。


自分の状態、抱えているストレスの状況に気づき、取り組める部分から改善してみるだけでも、心の状態はよりよくなっていきます。楽しい気持ちで育児をしていくためにも、ぜひ上記のポイントを参考にしてみてください。


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