
電子レンジはどのくらいの頻度で掃除していますか?電子レンジは温めるたび、油やたんぱく質によって汚れていきます。汚れを放置するとどんどん落としづらい頑固な汚れになってしまうばかりか、温まりにくくなったり、ひどいときには発火したりする危険もあり、無駄な電力を消費する原因にもなりかねません。
重曹やレモンを使って汚れを浮かせておくと、拭き取り掃除が楽にできます。
レモン汁を使った匂い取りも評判!
電子レンジはどのくらいの頻度で掃除していますか?
汚れを放置しすぎると、無駄な電力を消費する原因にもなりかねません。
こびりついた汚れには、重曹やレモンを使った掃除がおすすめです。
におい対策もできる電子レンジの掃除方法を紹介します。
電子レンジの中は、油やたんぱく質で汚れます。
長期間放置すると、こびりついた頑固な汚れへと変化していきます。
電子レンジの内部はホコリが入り込むことが少ないため、そう頻繁に念入りな掃除をする必要はありません。
食べ物や飲み物を温めるときには、なるべく「ラップ」を使用して飛び散り汚れを防ぎましょう。
ラップはぴんと張ると空気の逃げ場がなくなり、吹きこぼれることがあります。
失敗しないコツは、ふんわりと余裕を持たせることです。
また、つまようじなどで小さな穴を開けるのも良いでしょう。
揚げ物などラップを使用しない食品は、「キッチンペーパー」をかけて温めます。
これなら水蒸気で衣をベチャベチャにすることもなく、油の飛び散りをも防げます。
電子レンジで加熱すると「水蒸気」が内壁に付着します。
長期間放置しておくと、水蒸気に含まれた栄養成分をエサに雑菌が繁殖し、嫌なにおいの原因になる可能性があるかもしれません。
また、汚れは電子レンジの「加熱効率」を下げる原因にもなります。
壁面にこびりついた汚れも温める物だと判断され、電磁波が分散されてしまうためです。
温める時間が増えることで、余計な電力を消費してしまう結果になります。
さらに、汚れに熱がこもり発火する危険すらあります。
汚れは気付いたときに拭き取るように心がけましょう。
使うたびに掃除するのが理想ですが、日に何度も使う電子レンジにそんな時間はかけられませんよね。
「1週間に1回」の掃除をおすすめします!
1週間程度であれば、なかなか落ちない頑固な汚れにはなりにくいでしょう。
「それでも多いな……」と感じる人は、普段から必ずラップやふたを使用するようにしておけば、2~3カ月置きの掃除でも大丈夫です。
ただし、目立つ汚れはすぐに拭き取るようにします。
電子レンジを掃除する方法
電子レンジの中に付着するのは、油を含んだ食品による「酸性」の汚れが多いです。
酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤を使って中和させると、簡単に落とせるようになります。
電子レンジ掃除に便利なのが「重曹」です。
重曹は水に溶かしてアルカリ性の洗剤として使用できるのです。
コップ1杯の水に重曹大さじ1を入れ、よくかき混ぜましょう。
用意するのはこの「重曹水」と拭き掃除に使うキッチンペーパーや布巾だけです。
重曹水を入れたコップを、普段温めるときと同じように電子レンジで加熱します。
加熱時間の目安は「3~5分」です。重曹を含んだ水蒸気を利用するため、ラップはかけずに加熱します。
加熱が終わってもすぐに扉をあけず、「約20分放置」します。
この間に電子レンジ内部にくまなく付いた重曹水が汚れと化学変化を起こし、内壁にこびりついた汚れを浮かしてくれます。
放置時間が過ぎたらコップを取り出します。
電子レンジの中は水蒸気で湿っていますから、「キッチンペーパー」に先ほど取り出したコップに残っている重曹水を含ませて軽く絞ります。
壁や底だけではなく天井部分も忘れずに、電子レンジの内側全体の汚れを拭き取ります。
重曹水での拭き取りが終わったら、最後に乾いたキッチンペーパーか布巾を使って乾拭きします。
イヤな匂いも取る方法
電子レンジで汚れ以外に気になるのは、「におい」ではないでしょうね?
さまざまな食品を温める電子レンジは、油や水アカ、魚の生臭さなどが混ざり合った嫌なにおいがするときがありますね。
重曹にも消臭効果が期待できますが、水アカや魚のにおいには「酸性」のアイテムが効果的です。
嫌な匂いを取るには「レモン」を用意します。
掃除に使うのですから、賞味期限が切れて傷んでいる物でも全然問題ありません。
使い切れずに冷蔵庫に眠っているレモンがあったら、捨てずに掃除に使いましょう。
まずは水200mlを入れた耐熱容器を用意します。
レモン丸ごと1個加えるため、大きめの容器がおすすめです。
レモンを適当な大きさにカットして、水の中にレモン汁をしぼります。
レモンには「リモネン」と呼ばれる消臭成分が含まれています。
リモネンは皮に多く含まれているので、レモンの皮は捨てずに耐熱容器に入れましょう。
レモン水を入れた耐熱容器を電子レンジで3分加熱します。
加熱が終わったら、そのまま15分程度置いておきましょう。
汚れが浮いたところで耐熱容器を取り出し、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取ります。
におい対策だけではなく、リモネンにはアルカリ性のタンパク質汚れを落とす力があります。
まだこびりつきの少ない食品による汚れは、重曹を使わなくてもレモン水だけできれいに落とせるでしょう。
もし、拭いても落ちない頑固な汚れがあったら、レモン水に使った皮でこすると、リモネンの効果で汚れをすっきり落とせます。
柑橘系の爽やかな香りが好きな人に特におすすめの掃除方法です。
頑固な汚れの落とし方
すでに長期間放置して、ちょっとやそっとでは落ちない汚れをため込んでしまった場合は、重曹水やレモン水を使っても、きれいにならないこともあるでしょう。
頑固すぎる汚れに悩んでいるのであれば、次に紹介するアイテムを使った掃除をおすすめします。
ひどくこびりついてしまった汚れには、「歯磨き粉」を使った掃除方法を試してみましょう。
歯磨き粉には「研磨剤」や「発泡剤」が含まれていて、細かい粒子の働きで着色した汚れをこすり落とす効果があります。
掃除に使用するのは、「使い古しの歯ブラシ」と「歯磨き粉」だけです。
歯ブラシに歯磨き粉を付け、汚れ部分をやさしくこすります。
電子レンジ内部を傷付けないよう、力を入れ過ぎないようにしましょう。
汚れが落とせたら、歯磨き粉を拭き取り、最後に水分が残らないように乾拭きをします。
水分が残るとカビが発生する原因になるため、しっかり拭き取ります。
歯磨き粉にはすっきりとしたミントの香りが含まれている物も多いですね。
ミントの香りには消臭効果もあるため、汚れ落としと同時ににおい対策としても期待できます。
庫内をいつでもきれいに、普段からラップやふたをうまく利用し、定期的なお手入れも組み合わせて電子レンジを清潔に保ちましょう。