毎年夏になると悩まされるのが『蚊』ですね。そこで今人気の「蚊連草」の紹介です。蚊連草は「蚊」だけでなく、蟻、猫除けにも効果があり、ホームセンター、通販で販売されています。蚊よけとしても、そして花や香りなど観賞用としても楽しめる蚊連草を育ててみましょう!
蚊連草(蚊嫌草)は、ゼラニウムとシトロネラを交配してつくったハーブの一種と言われています。
蚊連草(蚊嫌草)の効果
センテッドゼラニウムを蚊連草(蚊嫌草)として出回っていることもあります。
また、センテッドゼラニウムやローズゼラニウムの近種とも言われているそうです。
ゼラニウムやシトロネラはもともと蚊を寄せつけにくいと言われ、シトロネラールという香りが含まれており、その2種のハーブを交配してつくられた蚊連草(蚊嫌草)はハーブの中でもよりシトロネラールという香りが強く、蚊を寄せつけにくいそうです。
虫が寄り付きにくいのは、蚊連草の「シトロネラール」という香りに秘密があります。そもそも蚊は、人間が発する二酸化炭素に反応して刺してくるのですが、シトロネラールはこの二酸化炭素察知能力を鈍らせます。だから刺されにくくなる、というわけです。
猫も遠ざかる!?
野良猫が来なくなった!という効果を感じている人もいるそうです。
野良猫が庭の畑に侵入したり、フンをしたりするのに困っているなら、植えてみる価値あり!
どんな香り?
蚊連草はバラ系の香りをもつゼラニウムと柑橘系の香りのシトロネラ草を交配して開発された植物です。
蚊連草もその特徴を受け継いでおり、さわやかな香りで、蚊連草(蚊嫌草)は新芽からより強い香りがします。
蚊連草(蚊嫌草)の管理やふやし方
環境・置き場所
日光を好むので、日中はなるべく日が当たるようにしましょう。
成長時期の最適な温度は、15°~30°が好ましいです。
暑さにも強く直射日光でも大丈夫ですが、真夏の直射日光には注意が必要で、半日陰に移動したほうがいいです。
冬は苦手ですので、冬場は0°以下、霜や凍結にならないように室内で管理するのがオススメです。室内の日が当たる場所に移動しましょう。
蚊連草の育て方!開花時期は?
花の時期は5月です。冬は凍らせなければ越すことができます。
かわいいピンクの花は観賞用にもなりますね!
「いくら役立つ植物でも、見た目が悪いとわざわざ育てるのはちょっと……」なんてためらっていませんか?蚊連草は花を咲かせます!しかも地味な色ではなく、かわいらしいピンクです。
観賞用としても価値がありますよ。花壇に植えたり、寄せ植えに使ってみたりと、用途は多彩です。
水やり 肥料
乾燥を好みますので、水やりは表面の土が乾いてからたっぷりと行いましょう。
2日~3日はお水を上げなくても大丈夫ですので、水やりを忘れがちな方にもおすすめです。
肥料は3要素(リン、カリ、チッ素)がバランス良く配合された一般的なもので問題ありません。肥料の時期は3月中旬~7月下旬、9月中旬~10月下旬です。
増やし方
挿し木と株分けで増やすことができます。
挿し木は、新芽で伸びてきた茎を約5cmにカットして土に挿して増やすことができます。
環境が合わないと発根しにくいですが、水挿しして発根させてから土に挿す方法もいいといわれているようです。
おうちの環境や蚊連草(蚊嫌草)の状態で発根率も変わってきますので、それぞれの増やし方を試してみてもいいかもしれません。
蚊連草(蚊嫌草)の香りを維持させるには
蚊連草(蚊嫌草)の葉が枯れてきたらカットしましょう。また、多湿が苦手なので風通りをよくするために剪定もするといいです。枯葉があったりすると、とうまく栄養分が全体に回りにくくなってしまいます。
枯れ葉や剪定をすることでカットした場所から新芽が出てきて香りがより強くなります。
絶対、蚊を寄せつけないとは言えませんが、蚊連草(蚊嫌草)を育てながら+αで蚊よけ効果や香りを楽しんでみませんか。
植え付け
蚊連草は湿り気の少ない、水はけのよい土壌を選びます。日当たりの良いところにポット苗を植え付けましょう。肥料が配合された園芸用の土を使い、たっぷりと水やりをしておきます。
■まとめ
100%蚊を撃退できませんが、ゼラニウムより、葉を少しこすっただけで香りが強いだけでなく、爽やかな香りを楽しめます。