育児ノイローゼ
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近年「子育てノイローゼ」にかかる女性が増えていると言われます。子育てノイローゼは特別な病気ではなく、誰にでも起こり得るものです。子育てをする女性の2人に1人が経験している、という説もあるほどです。子育てノイローゼと言うのはストレスが原因で精神状態が・・・

子育てノイローゼとは、子育てが原因でお母さんがノイローゼ(神経症)になってしまうことを指します。

ノイローゼというのは、特定の疾患ではなく、ストレスが原因で精神状態が不安になってしまう状態です。 育児が辛い

気持ちが滅入り「子育てがつらい」「子どもが可愛いと思えない」と思い詰めてしまいます。

10ヶ月の妊娠期間を経て待望の我が子が生まれ、幸せいっぱいなはずのお母さんがこのような悲しい気持ちになってしまうのはどうしてでしょうか。

■子育てノイローゼの原因

子育てノイローゼの原因はさまざまですが、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れが影響していると考えられています。

産後のお母さんは、24時間体制で赤ちゃんのお世話をする毎日が始まります。

家の中で赤ちゃんにつきっきりで過ごすことになり、家事をしながら数時間おきにおむつ替えや授乳をしなければなりません。

お母さんは睡眠も取れないので、クタクタに疲れてしまいます。

また、自分の時間も取れないのでストレスを解消することもできません。

産後はホルモンバランスが大きく変動するため、自律神経のバランスが乱れて体調も崩れやすくなります。

さらに育児のプレッシャーがのしかかり、育児の不安が大きくなってしまいます。

このように子育て中のお母さんは追い詰められた状態が続くため、気持ちに大きな負担がかかってメンタルバランスが乱れてしまうのです。

特に近年は、育児、家事、仕事をすべてこなさなければならない「ワンオペ育児」をするお母さんが増えており、子育てノイローゼの原因につながっているようです。

■マタニティーブルーとは

マタニティーブルーとは、その名が示す通り、出産という大仕事を終えた女性が幸せな気持ちになるはずなのに、突然悲しくなったり、いらいらしたり、涙が出るなど、ホルモンバランスの崩れから現れる精神的な兆候の一つです。

■10人中1人がかかる「産後うつ」も関係している?

産後のお母さんは、ホルモンバランスが急激に変動したり生活リズムは大きく変化したりすることが原因で、メンタルバランスを崩し「産後うつ」と呼ばれるうつ状態に陥りやすくなります。

産後うつは、10人に1人がかかると言われるほど産後に起こりやすい病気ですが、重症になると育児や生活に支障をきたすようになるため、適切なケアが必要です。

この産後うつが、子育てノイローゼの引き金になっているのではないか、との考えもあります。

 

■子育てノイローゼの症状

子育てノイローゼにかかると、次に挙げるような症状が起こりやすくなります。

・子どもの世話をしていると無性にイライラする
・子どもが可愛いと思えない
・些細なことで腹が立つようになる
・無性に悲しくなってわけもなく涙が出る
・憂うつな気分が続く
・家事や育児をやる気が起こらない
・疲れているのに眠れない
・つい子どもにあたってしまう
・「子どもを産まなければよかった」と思ってしまう

メンタルの不調のほか、倦怠感や不眠、食欲不振など体の不調を伴うことも少なくありません。

■子育てノイローゼを軽減するには

育児ノイローゼ

 

子育てノイローゼは一度発症すると、子育てをしている限りずっと続く可能性があります。

しかし本人や周囲の人が適切な対応をすることで、症状を軽減させることができます。

まず、睡眠不足や過労が気持ちの余裕をなくす原因になっているので、育児や家事をお母さん一人に任せず分担して行い、負担を軽くしてあげることが大切です。

時にはお休みを作って、ストレスを解消する時間も設けます。

また、育児の不安を一人で抱え込むこともノイローゼの原因につながるので、育児の悩みはママ友やお母さん、相談窓口などに相談し、気持ちを軽くすることも大切です。

そして、どうしても心身がつらいときには、受診して治療を受けることが望まれます。

お母さんは万能ではありません。

時にはうまくいかないことがあって当たり前です。

サポートを受けて息抜きをしながら子育てをしていくと良いですね。





「育児ノイローゼ」を予防する、24H体制の育児にはストレスが多過ぎる

 

育児ノイローゼ

「育児ノイローゼ」を予防する、24H体制の育児にはストレスが多過ぎ

子どもが生まれる前には、育児をとても楽しみにしていたのに、いざ生まれてみると心配や苦労の連続……。

現実には育児は楽しいことばかりでなく、休む間もない日々が続く中で、苦労や心配、イライラの連続、期待していた筈なのに、育児をつらいものにしか感じられず、「なんでこうなってしまったんだろう」とつぶやく方は少なくありません。




育児ノイローゼ

一日中子供の世話に追われ、ゆとりのない不自由さ。

夜泣きや寝ぐずり、かんしゃくに対応し続ける日常、密室の中の育児で社会から取り残される不安、ママ友との付き合いへの気苦労、

「この育て方で間違っていないだろうか」という心配……。

こうした育児ストレスは、母親なら一度は感じたことがあると思います。

しかし、

そのストレスが解消されずに続いていくと

強い憂うつや不安感に追い込まれ、ついにはいわゆる育児ノイローゼになってしまうことがあります。

心が育児ノイローゼに向かっていくと、気持ちに余裕が持てなくなり、苛立ちや不安が募ったり、あせりが強くなってしまいます。

そのため、子どもが粗相をしたときに「なんでこんなことするの!」と激しい口調で怒ったり、その時の苛立ちから、手が出そうになってしまうこともあるかもしれません。

後から、「私は母親失格なのかもしれない」と落ち込み、自信が持てなくなることもあるかもしれません。

自分の心に余裕があれば、子どものいたずらや、わがままを受け止め、受け流すことができるものです。

ストレスをためない考え方、生活の仕方を取り入れ、自分を追い込まないようにすることが大切なのです。

育児


では、
■ 育児ノイローゼの予防に役立つポイントを紹介したいと思います。

〇子どもの「目の前の行動」に振り回されない

一つの物に執着している、同じ行動をずっと繰り返している、イヤイヤを言い続ける、他人の顔を叩いたり髪の毛を引っ張ったりする…。

こういう場合、その年齢ならではの発達特徴であることが多いものです。
その発達段階を経過すれば、こうした行動の多くは治まっていくでしょう。
何年も続く場合、発達の遅れや甘えたい気持ちの強さなどの別の要因が、考えられるのかもしれません。

〇他人と自分の状況を比べない

「隣の子はちゃんとできるのに、うちの子は……」
「隣の夫は協力的なのに、うちの夫は……」というように他人と自分の状況を比べてしまうことで、育児をつらく感じてしまうことがあります。
しかし、他人の芝が青く見えても、その人にも周りには見えない別の苦労があるかもしれません。

育児環境や子どもの成長スピード、個性は一人ひとり違います。
参考にすることはできても、比べて落ち込んだり、焦ったりする必要はありません。

他人と比べて「自分(わが家、自分の子)が持っていないもの、できていないこと」ではなく、「自分(わが家、自分の子)が持っているもの、できていること」に注目してみましょう。

〇理想的な「完ぺきな育児」にこだわらない

物事は「完璧」にやろうと思うほど、完璧にできていないことが目についてしまうものです。

自分が満点と考える育児の6割くらいができていれば「合格」、と捉えてみてはいかがでしょう。
「満点」にこだわって頑張りすぎるより、まずは「合格点」でよしとする方が、肩の力を抜いた育児ができるのではないかと思います。

〇母親自身のイライラしやすい「時期」を把握しておく。

母親自身の体調が、育児への感情に影響することがあります。
特に、出産直後にはホルモンが大きく変動するため、訳もなく悲しくなったり、不安になったり、イライラしてしまうことがあります。
これは「マタニティ・ブルー」と呼ばれる一過性の症状です。

その後数カ月単位で続く「産後うつ」と呼ばれる症状も、ホルモンの変動と大きく関係しています。

また、排卵から月経前までは黄体ホルモンの影響によって精神的に不安定になりやすくなりますし、月経中には貧血になりやすく、倦怠感や疲労感が訪れやすくなります。

こうした体調の変化が起こる時期には、気持ちにも余裕を持ちにくくなるため、子どもの些細な行動に過剰に苛立ちを感じてしまうことがあるのです。

自分自身の体調の変化が起こりやすい時期を把握して、その時期には特に無理をしないこと、なるべく体を休ませることを心がけていきましょう。

おしゃべり、相談ができる環境を整える

心配や不安、あせりなどの感情は、その思いを誰かに話すことで解消することができます。

また、自分が抱えているストレスを客観的な視点から捉えるためにも、おしゃべりのできる場を持つといいでしょう。

身近にいる友人や家族は、最も話しやすい相手でしょうし、

■ 地域の子育て支援センターの子育てサロン

などの場を利用してもいいでしょう。

自分の状態、抱えているストレスの状況に気づき、取り組める部分から改善してみるだけでも、心の状態はよりよくなっていきます。楽しい気持ちで育児をしていくためにも、ぜひ上記のポイントを参考にしてみてください。


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