人付き合いが苦手

年齢や性別に関わらず、多くの人の悩みの要因となるのが人間関係。人付き合いが苦手な方は毎日悩みやストレスがありますし、同じくそんな対人関係を築くのが下手な方と関わる側も気を遣うものです。そこで今回は、そんな人付き合いが苦手なひとの特徴や、改善のヒントを探ってみました。

人付き合いが苦手なひとって、こんなひと?

言っても良いことと悪いことが分かっていない
 
「一言多い」とか「毒舌」と周りから言われるタイプは、人から避けられるようになってしまいがち。言われた人の気持ちを考えずに言いたいことを言ってしまうので、知らぬ間に誰かを傷つけています。しかし本人はなぜ嫌われたのか全く分からないというケース。

自分から人を誘わないタイプ

「あの人、誘ったら必ず来るのに、自分からは絶対誘って来ない」・・・
そんな人には、だんだん距離をおくようになってしまいます。
それは、誘っても断られるのが怖いので、断られリスク回避態勢な人。

自己中心的で人の話を聞こうとしない

仲間で集まったのに自分の話ばかりする人や、人の話に割り込んで話の腰を折ってしまう人は、気づかぬうちに人間関係を壊してしまっていることも多いもの。
自分のことしか頭にない人は、人の話に耳を傾けられず、故に相手も会話を持続する気が失せてしまって離れて行ってしまいます。。

何でも好き嫌いで判断してしまう
 
些細な事で「この人は嫌いなタイプ」と決めつけたり、興味のないことや苦手なことを「嫌い!」で片付けてしまう人も、人付き合いは困難になっていきます。

「嫌いだ!」という感情は思いのほか他人に伝わりやすいもの。

『愛』を持って接すれば、『愛』が生まれると言われるように・・・

世の中、あなただけではありません。

他の人もみんな一生懸命頑張って生きています。

そして、実は、他の人も同じことで悩んでいるかもしれません。

プライドが高く自己完結型
 
たとえば「私も誘ってよ~」と言えないくせに、「どうせ〇〇さんは私を嫌っている、怒っている」と偏見から過敏になって自らを避けてしまう。

そんな人はムダなプライドで孤独になるもの。感情をあまり他人に見せられないと、相手からも壁を感じられ人間関係は深まりません。 

時には、本心をぶつけてみましょう。

 

人付き合いが苦手な人の、長所・短所の意識の転換。

人付き合いが苦手な人にはこんな長所となる特徴もあります。




「人付き合いが苦手」と自覚のある人が全てにおいて、他人とうまくやれないわけではなく、少し意識を変えれば変化するポイントもあるのでは。

・裏表がなく自分の意志がある
・控え目ででしゃばらない
・思慮深く人の気持ちを考えてから行動する
・人に媚びずマイペース

 一方、良くない点としては

・図々しい (自分ではわかっていない)
・自分が中心にならないと気が済まない (出しゃばり過ぎる)
・あれこれ他人の気持ちを考え過ぎる (世話の焼き過ぎ)
・我慢や妥協ができない (マイペース)

実は、相反するものもあれば、長所と短所を言い換えているだけのようなポイントもあり、自分次第で短所を長所に出来るヒントとなるものもあるのではないでしょうか。

欠点とはその程度かもしれませんね。

 

「人付き合いが苦手」を克服した人の、その改善の方法。 

感謝や御礼の言葉で人付き合いが改善
たぶん自分は、超マイペースなので、人の怒りを買ったり勝手な奴と思われていたと思います、仕事でも家庭でも好き勝手やった分、迷惑や面倒を掛けた人にはしっかり御礼をしたり感謝の言葉を伝えるように気をつけてから人間関係がスムースになりました。自分のことだけ考えていてはダメですね。

誘われたら誘い返す。それだけで変化した
昔から引っ込み思案で友達も少なかったのですが、ある時母に「1回誘ってもらったら、1回誘い返すこと。友達も50/50じゃないと続かないよ」と言われ一念発起。確かに、声を掛けてくれた友達に自分は甘えているだけと気が付き、お返しの誘い、それをマナーと考えて頑張ったら、気づくと社交的な人と言われるまでになっていました。

苦手な人を苦手のままにしないこと
幼稚園のママ友との付き合いが嫌で、役員を断り続けていましたが、超苦手と思っていた1人に頼まれ、年貢の納め時と仕方なく役員の仕事を引き受けたら、いつの間にか超苦手の方と仲良くなり、自分の固定概念や決めつけを猛省。時々面倒くさい人もいてイラッともしますが、苦手だなと思っている人には敢えて近づいて仲良くなってしまうのも人付き合いがストレスにならない裏技かと勉強になりました。。

 

克服した人がコツを教えてくれた

 

感謝を伝える、誘い返す、苦手な人にも進んで接する機会を作る、という方法には、

「自分からも相手にコンタクトする」という共通点がありました。

人付き合いの苦手なひとは、そもそも自ら進んでコンタクトが取れなかったり、逆にコンタクトを取っているつもりでも独りよがりだったり、自己完結で終わってしまう場合がほとんど。

嫌われたくない、嫌な気持ちにさせたくない、そんな風に考えて人付き合いを懸念し遠慮しているよりも、まずは好意や気持ちを伝えることの方が大切なのかもしれません。

そして相手の反応も受け止めることができれば、人付き合いは今より改善するのではないでしょうか。