入れ歯

加齢や歯周病、事故などによって歯を欠損したときや弱ってしまって、しっかり噛めなくなったとき、かつては入れ歯でしたが、近年はインプラントと迷う方も多いことでしょう。また、すでに入れ歯を入れている方の中には、使い勝手の悪さなどを感じて、インプラントにしようか悩まれている方もいるかもしれません。

■入れ歯は自分の歯型に合わせて作られ、部分入れ歯と総入れ歯があり、取り外しできます。

保険適用になりますので、インプラントより安価で入れることができます。

これに対し、

■インプラントはアゴの骨に直接埋め込むタイプ

インプラント治療 したがって、自分の歯のように固定され、取り外しの手間がかからない点が魅力ですが、手術を受けなくてはなりません。

手術をする分、手間や時間がかかるほか、保険が適用されない為、高額な費用も必要となります。

 

■入れ歯とインプラントどちらがお得?

入れ歯は寿命が5年ほどと言われるほか、加齢に伴って顔が痩せてくるなどすると、歯茎が痩せると、合わなくなり、しばしば調整に行かなくてはならないことがあります。

インプラントは手術費用やその後のメンテナンス費用もかかりますが、寿命は10年ほど期待できます。

なお、入れ歯はより高品質なものを選べば別ですが、基本的に保険が利くので、自己負担額が安く抑えられるのが魅力です。

一方、インプラントは全額自費となるため、どうしても資金が必要になってしまいます。

特に失った本数が多いケースや総入れ歯にしなければならないようなケースでは、インプラントにするとなれば、費用はもちろん、手術を含めた治療期間も長期化し、手術や術後の痛みに耐えられる体力や精神力も必要になるため、注意が必要です。

数本程度なら、部分入れ歯よりインプラントのほうが、中長期的に見てお得に感じる方もいると思いますが、本数が多くなるほど、金額の面では入れ歯のほうが低コストであり、治療としてもスムーズです。




それぞれの歯の状態や治療を受ける年齢、体力や体の状態など手術に耐えられる状態なのかも踏まえて、有利、不利やお得度を検討しなくてはなりません。

■入れ歯を気持ち良く使い続けるために

入れ歯は歯型を取って装着するといっても、インプラントのように固定されず、取り外しができるタイプのものなので、どうしても歯茎との間に隙間ができます。

そのため、噛みにくさを感じる方や隙間に食べ物が挟まって不快感を覚える方も少なくありません。

そのため、市販薬として歯肉と入れ歯の間を埋めるペーストなどが販売されているのです。

まずは、歯科医でピタリと合うまでしっかりと調整をしてもらいましょう。

ちょっと煩いと思われるくらい、丁寧に合わせてもらうことが大切です。

そのうえで合わないなと思った場合や万全な対策としてペーストを使うというのがおすすめです。

■入れ歯を入れてもそのままにせず、定期的に歯科で検診を受けましょう。

使っていくうちに歯茎が痩せるなどして合わなくなる場合もあるので、こまめに調整してもらうことと歯周病などが発生していないかをチェックしてもらうことが大切です。

■入れ歯の管理

夜間の睡眠時には、乾燥を防ぐ為に必ず外してケースに水を入れて保管します。