玄関

脱ぎっぱなしの靴が、何足も散乱している玄関。うんざりしますよね!靴だらけの雑然とした玄関は、帰宅時の気分も悪いし、訪問者に与える印象もよくないし、何より、出入りがしづらいもの。「家族が靴を脱ぎっぱなしにするのを、いつも私が片づけている……」という人も少なくないことでしょう。

たった10秒!で玄関の靴をスッキリさせませんか?

数えると、家族の人数分より多いことも……。

常時出ている靴は、最低限家族の人数分だけにします。

玄関は人の出入りだけでなく『気』の入口でもあります。

『気』とは、良い気もあれば、悪い気もあります。

良い気は、雑然とした玄関には入ってきません。

逆に悪い気が入りやすくなります。

では、靴の少ないスッキリ空間に変えてみましょう。

脱いだら揃えればいいことなのに、どうしてこうなってしまうのでしょう。

忙しい現代生活の中で、玄関は、あまり長くとどまることのない場所です。

出かける時にせよ、帰宅時にせよ、そそくさと靴を脱ぎ履きして、一刻も早く外に出ようとするか、中に入ろうとするかです。

そんな「通過するだけの場所」で悠長に行動するなんて時間のムダ、皆無意識にそう思っているのではないでしょうか?

それが、つい靴を脱ぎっぱなしにしたり、揃えずに放置したりする行動に表れているのかもしれません。

広々とした玄関であっても、できれば靴は出入りのたびに下駄箱にしまうようにしたいですね。

とはいえ、脱ぎっぱなしが常だった人にとって、「帰宅したら必ず靴は下駄箱に」というルールは、かなり高いハードルかもしれませんね。

では、もう少し現実的に、「脱いだ靴は必ず揃える」から始めましょう。

用意するのはA4の白紙で、広告の裏側でも構いません 。

「回れ右! 靴を揃える!」と書いて、玄関を上がった床にテープで貼ります。

床でなくても目に付きやすい場所でオッケー。

「あっ、そうだっけ」と、靴を揃えてくれれば、それだけでも大きな進歩です。




これはかなりの確率で、靴を自主的に揃えてくれるやり方です。

絵の得意な人なら、イラストや漫画で楽しくしてもいいですね。視力の悪い人のためには、太字で書いてあげましょう。

靴が揃ってさえいれば、それを下駄箱にしまうのは比較的ラクです。

また、仮に出しっぱなしになってしまっても、揃っていることで、最悪の醜さは回避できます。

また、つま先を玄関に向けて揃えてあるので、出かけるときにまごつきません。

「回れ右」の貼り紙の効果が続いているうちに、習慣づけばしめたもの。

たとえ1度でうまくいかなくても、貼り紙のデザインを変えてみたり、コピーを変えてみたりして、あの手この手で継続を図りましょう!

また、落ち着いて靴の脱ぎ履きをするために、フラットな玄関には小さなスツールや椅子を置いてみましょう。

 

特に、ブーツや紐靴などを脱ぎ履きするためには、あった方が絶対に便利です。

高さはなるべく低めで、座って足の甲にラクに手が届くくらいの高さがベターです。

急いでいると、とにかく出入りに時間をかけまいとするものですが、「回れ右→ 靴を脱ぐ→ 揃える」にかかる時間は、たったの5秒程度です。

さらに、それを下駄箱にしまっても、全てにかかる時間は、10秒以内。

つまり、揃えるだけなら最短5秒。揃えた靴をしまっても、たった10秒しかかかりません。

「玄関で+10秒のゆとり」。

これだけで、いつもスッキリした玄関が保てるなら、試してみる価値はありますね!

しかも、この10秒で、外気の邪気を払拭できれば一石二鳥ですね。