コロナウィルス

「新型コロナウイルスを正しく知って恐れよう」 新型コロナウイルスは、ヒトに感染する7種のコロナウイルスのうちのひとつだ。この新型ウイルスは、いったいどれだけ恐ろしいものなのだろうか。コロナウイルスとは、いったいどんなもので主な症状は?

コロナウイルスとは何百というウイルスの仲間のひとつで、発熱や呼吸疾患、そしてときには胃腸の症状も引き起こす。

2019年に発見された新型コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルスの仲間の7種のうちのひとつだ。

新型コロナウイルスは、今世紀に入ってから動物からヒトに感染したことがわかっている3番目のコロナウイルスである。

19年12月に中国で報告されてから世界的な緊急事態を引き起こしており、これまでに多数の感染者と死者を出している。

これまでに確認された症例は、ほとんどの人が空咳(たんのない咳)と発熱を訴えていて、なかには息苦しさ、のどの痛み、頭痛などを経験する人もいる。

どうやって感染が広がるのか?

せきやくしゃみで飛沫感染する可能性が高く、潜伏期間は2日から14日とされている。

つまり、発熱やせき、息苦しさなどの症状が現れる前でも、しばらくの間は他の人たちに感染させる状態にあることになる。

感染を予防するには?

とにかく手を洗うこと。それに尽きるだろう。

そしてデヴァイス類はすべて除菌したほうがいい。手と同様に、スマートフォンやパソコンのキーボード、ヘッドフォンなどにもウイルスは付着する。

マスクを正しく使う。

マスク

あなたが(高齢者か、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患を有する人)に属している場合、せきが肺炎に重症化する恐れがある。体調が悪くなったら、早めに治療を受けたほうがいい。

 

トイレのハンドドライヤーは使ってはいけない

ジェット式の送風タオル

ハンドドライヤー
ファミリーレストランなどのトイレには、手を入れると風が出て乾燥させるしくみの温風ドライヤーが普及しています。

また、強い風で一気に手に残った水分を吹き飛ばす「ジェット式ドライヤー」も、多くの場所で見られるようになりました。

しかし、ジェット式ドライヤーは、水分をふき飛ばすが、ウイルスもバラ撒く
一般的な温風ドライヤーの60倍、ペーパータオルの実に1300倍も多くウイルスが付着、あるいは空気中にウイルスを飛散させたという実証データがあります。




つまり、ジェット式ドライヤーがあるトイレでは、ウイルスがトイレの空間中にまんべんなくばら撒かれている可能性があると言えます。

感染を予防するための正しい手洗い方法について

 

手を清潔に保つための「手指衛生」は、感染症予防の基本中の基本です。「接触感染」の多くは、人の手を介して起こるからです。

医療機関における感染対策も、手洗い・手指消毒を最も基本的な対策と考え、1つの処置ごとに1回手洗い・手指消毒をする考え方が、大変重視されています。

しかし、一般的には、感染予防の観点から正しい手洗いの方法を知っている人は、以外に少ないものです。

1日に11回以上手洗いをする人は、風邪のリスクを50%以下にできることが、複数の研究で示されています。睡眠時間を除けば、1時間~1時間半に1回、手を洗うくらいの頻度です。

たとえ潔癖症だと言われても、大切なプレゼン前、受験前や結婚式前など、絶対に風邪をひけないという人は、しつこく手洗いをすることが、感染予防に直結します。

また、手洗いの前提として、爪は常に短く切っておきます。

爪の間には雑菌が入りやすく、かつ洗いにくいため、手洗いの効果が十分に発揮されない可能性があるからです。

ウイルスを寄せ付けない手洗いの方法は…

濡れた手で「アルコール消毒」しない

医療機関のほか、飲食店やショッピングモールなどの商業施設では、手指消毒用のアルコール製剤が設置されているケースが増えました。

しかし、手指消毒用のアルコール製剤は、正しく使用しないと効果が期待できません。

アルコール消毒は、抗菌作用があるのですが、アルコールが揮発するときの脱水作用を利用した殺菌効果が目的です。。

つまり、手が濡れたままの状態で手指消毒用のアルコール製剤を使ってしまうと、アルコール濃度が薄まり、殺菌効果が下がるのです。

ですから、しっかりと手を洗ったら、できる限りペーパータオルでしっかりと手の水分を拭き取ってから手指消毒用のアルコール製剤を使用してください。

アルコール消毒の仕方は、手洗いの仕方と同じです。爪の間も忘れずに、まんべんなく手に揉み込んでください。

そして、手を振るなどして、しっかり乾かすことによって、手指消毒用のアルコール製剤の効果は正しく発揮されます。